錦蘭会は戦前から活動しているらんちう愛好会で、昨年91回目の品評会を終えた歴史あるらんちう愛好会です。平成20年8月19日、斯界の発展に多大なる貢献をして居られた、前会長の光田実氏が亡くなられた後、一部の元役員による分派活動や故光田前会長を誹謗する行為などが見受けられ、それを機に会が分裂する事態になりました。一時は「錦蘭会」と名の付く団体が2つ存在することになりましたが、当会は平成21年1月21日に商標登録を申請、同年10月2日に登録が認められ、以後正式な「錦蘭会」として活動しております。
「本会の商標登録は会則第5条により商標登録出願人の住所及び氏名を会長に委任する」と成っていますので、牧之段錦蘭会会長にお願いし商標登録出願人に担って戴いています。会則及び商標登録システムの関係から個人名にしている経緯が
ありますので、ご理解を賜りますようにお願いします。
『錦蘭会』の名称は、会員皆さんと共有するものであり、錦蘭会は、全国のらんちう愛好者で魚を真に愛する会員で創る団体です。
また、同年5月には役員選挙も行っており信任投票の結果、現会長に牧之段一幸氏が就任し、新たな役員体制の構築を図りました。
錦蘭会は、今回のことを教訓とし、民主性・透明性を高め、会員の親睦と相互扶助の精神を培うため、会則を大きく変更しました。活動内容は、魚の観賞及び会員相互の飼育法の発表・交換を行うことを目的としている「研究会」を年2回開催し、集められた当歳魚を見ながら、様々な意見交換やアドバイスを行っています。そして春と秋には「品評大会」を開催し、全国から多勢の愛好家が自慢の魚を持ち寄られます。会の楽しみ方として、魚の優劣だけにとどまらず、愛好家どうしの様々な情報交換・交流があり、また愛好家たちの自慢の魚を自分の眼で観ることにより、奥深い魅力と無限の美しさ、魚の美意識の規範として、魚創りに励んでいただきますと、攻究する一考にもなります。
また品評大会では、内閣総理大臣賞を初め衆議院議長賞、参議院議長賞、文部科学大臣賞、農林水産大臣賞、総務大臣賞、国土交通大臣賞、兵庫県知事賞、兵庫県議会議長賞、大阪議会議長賞、尼崎市議会議長賞、大阪市長賞、尼崎市長賞、大阪府・兵庫県・尼崎市の各教育委員会賞、尼崎市教育委員会教育長賞など、多くの特別賞を下付して頂いています。(平成21年度実績)
錦蘭会は、歴史と伝統、格式を重んじる会と認識しています。錦蘭会に興味を持っておられる方は一度見学にお越しください。
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